肩関節は複雑で難しいですよね。
わたし自身、新人の頃から中堅と言われる今でも悩むことがあります。回復期時代は、中枢疾患の患者様の担当が主でしたが、
脳卒中の患者様の肩の痛みに対して
- 亜脱臼があるから
- インピンジメントが起こっているから
- 麻痺があるから(?)
そう答える人をみたことがあります。わたしもそんな新人のうちの一人でした。
痛みに関して評価をするときには
- どこの組織が痛むのか
- どう動かすと痛いのか
- どうして痛むようになってしまったのか
このように、
- 解剖学・運動学的知識から診る
- かかっている力学的負荷を考える
- 肩関節だけでなく全身の影響を知る
ことが必要だと思います。
今回は、わたしがこの8年間で読んだ本の中で、肩関節に関しての、おすすめ4冊を紹介します!
\この記事を読むとわかる事/
肩関節に関して
- 基礎的な知識
- 評価~治療に関しての知識
- 全身と肩関節のつながりの知識
このポイントから、おすすめ本4冊を紹介します
なぜ本を買うのか

本の紹介の前に1つ、この情報が入りやすい時代に、なぜ本を買うのか考えてみました。
正しい情報を得ることができる
今の時代、ブログやYouTubeなどで知識を得ることは簡単にできます。間違っている情報があるとは言いませんが、、参考文献、引用文献が掲載されていないことが多いことが気になります。そのため、書いた人の経験則なのか、実際にエビデンスのある知識なのかわからないことがあります。
その点、本を購入すれば、正しい知識を得ることができると思っています。
引き出しが増える
ブログなどで調べるときは、自分がその時知りたいと思ったこと、疑問に思ったことだけど調べがちです。
本を購入し、目次から目を通すと多くの情報が入ってきます。

あ!こんなことも知りたかったんだよね
など、関連知識が同時に入ってきて、自分の知識の引き出しが増えるように感じています。
購入した分だけモチベーションがあがる!
本1冊、5,000円~10,000円くらいしますよね…
わたしは無料で得る知識より、お金を払った分だけ「やらなきゃ!」というモチベーションアップにつながっています。(笑)
では、本題に入ります

肩関節おすすめ本4選!
肩関節拘縮の評価と運動療法
- 著者:赤羽根 良和 先生
- 出版社:運動と医学の出版社
- 定価: 5,940円 (本体:5,400円+税)
\基礎を学ぶならこれ/
- 新人療法士におすすめ
- 肩関節に特化した本
- 基礎的な解剖・運動学を知ることができる
- 拘縮に関して、筋性・組織間の癒着・関節包靭帯、どの問題かの鑑別方法と、アプローチ方法も掲載されている

新人時代に読みました。
組織ごとのアプローチ方法が、カラー写真で載っているので、同期のみんなで読みながら、実技の練習に使いました!
整形外科運動療法ナビゲーション(上肢・体幹)
- 編集:整形外科リハビリテーション学会
- 出版社:メジカルビュー社
- 定価: 7,480円(税込)(本体6,800円+税)
\ 整形疾患に関しておすすめ /
- 上肢(肩、肘、手)、体幹について掲載
- 14例のケーススタディを通して評価~治療~経過が書いてある
- 治療の幅が広がる!臨床に応用しやすい!
- 写真がオールカラーで見やすい

病院時代は、中枢疾患を担当する事が主でしたが、肩の基礎知識は必須!
整形の本の方が解剖や運動に関して詳しく載っており
とてもお世話になりました
運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略
- 編著:工藤慎太郎 先生
- 出版社:医学書院
- 定価: 5,720円 (本体5,200円+税)
\肩の痛みについて知るなら/
- 上肢・体幹・下肢全て掲載
- 各関節の解剖学・運動学の概要が分かる
- Step1:どのような力がかかっているか
- Step2:痛みが生じている組織
- Step3:なぜ痛むのか
- 3段階でのフローチャートになっていて評価~運動療法の道筋が立てやすい

3,4年目のころに購入!
今でもフローチャートに沿って
見返しながら使用しています
運動のつながりから導く肩の理学療法
- 編集:千葉慎一 先生
- 出版社:文光堂
- 定価:4,400 円 (本体 4,000円 + 税1)
\肩を診るなら全身も見るべし/
- 姿勢、胸郭・体幹・下肢の問題からの肩関節への影響を学ぶ事が出来る
- OTでも上肢だけではなく、下肢や体幹に着目する事が必要!
- つながりを学ぶ事で、評価力が上がり、治療の幅が増える

上肢にアプローチするなら全身を診るべき!
この本を読んで臨床力がぐんと上がったと感じています
おわりに
いかがでしたでしょうか?
わたしと同じように、肩関節への治療で悩んでいる人の役に立てたら幸いです!

今回も記事を読んでいただき
ありがとうございました!
\アウトプットブログを始めたい方へ/

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