高齢者のその人らしい支援とは?~【生きがい】を持つ=介護予防につながる?!~

知識
ありこ
ありこ

記事を読んでいただき、ありがとうございます!!

いきなりですが、、、

皆さんには”生きがい”はありますか?

わたしは、作業療法士として働いたり、ブログを作ったり、ジムニー納車に向け動いたり、友達と遊んだり、時には旅行に行ったり…

生きがいがあるから、活力が湧いてくると思います。

では、患者様、利用者様はどうですか?

生きがいについて評価することはありますか?

聞いてみると

利用者A
利用者A

昔は、仕事一筋で

仕事が生きがいだったね

と答える方もいれば

利用者B
利用者B

いやーもうこんな歳だし

なんにもできないよ

こんな答えをされるかたもいると思います

生きがいを持つことは、、、

こんなメリットがあると言われています

  1. 生きがいは生存率の向上につながる
  2. 生きがいを持つと要介護状態になりにくい

今回はそんな”生きがい“についてまとめていきます。

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生きがいとは

生き甲斐(いきがい)とは、生きる甲斐、すなわち「生きることの喜び・張り合い」「生きる価値」を意味する日本語の語彙

生き甲斐 – Wikipedia より

Wikipediaではこのように言われています。

日本では平均寿命が男性:81.41歳、女性:87.45歳(2019年)まで伸びており

図1:厚生労働省「令和2年度厚生労働白書」より作成

65歳に退職しても15年~20年の人生が残っていると言われています。

しかし、

図2:出典:内閣府「令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果(概要版)」より

内閣府の調査では 19.8%…

約5人に1人の高齢者は生きがいを感じずに

生活しているという結果になっています。

では生きがいにはどんな力があるのでしょう?

生きがいの持つ力

生きがいと生存率

参考資料:厚生労働省

「生涯活躍のまち」構想 参考資料

このグラフからわかるように

生きがいがある人生存率が高くなる傾向にあります。

たしかに、日々OTとして仕事をしていても、生きがいがある人は、身体機能や、認知機能面が良好であるだけでなく交友関係が広かったり外出頻度が高い印象を受けます。

「人生の目的」と要介護発生リスクの関係

参考資料:厚生労働省

「生涯活躍のまち」構想 参考資料

このグラフでは「人生の目的」がある高齢者は、要介護の発生率が40%低下したという結果になっています。

生きがい=人生の目的があることで、

健康的に長生きする事ができる可能性がある

これらの結果から、心身機能を評価し、ADL・IADLを向上させていくアプローチだけでなく

活動・参加の観点から、介護予防を目的として、

生きがいについても評価、再獲得を目指していくことは大切だと感じています。

生きがいの評価

  • 面接
  • ADOC
  • 興味関心チェックリスト
  • 役割リスト

などなど上げられますが、また別記事でまとめていきます!

まとめ

  • 高齢者の5人に1人が生きがいを失って生活している
  • 生きがいをもつことで健康的に長生きすることができる
  • 生きがいの評価・アプローチは介護予防に繋がる
ありこ
ありこ

生きがいを知ることは

その人らしい目標設定をするための

第一歩!

もっと知りたい人におすすめの本

ありこ
ありこ

OTだけでなく、リハ職の人には

読んでもらいたい1冊です

  • 情報収集~実践まで8事例載っている
  • 事例を通して学べるので具体性がある
  • 明日からの臨床で生かすことができる

この本では、高齢者のその人らしさを

  1. 役割・生きがい
  2. 生活習慣
  3. 興味・関心
  4. 価値観
  5. 「できる」と思う気持ち
  6. 環境
  7. 生活のバランス
  8. 生きてきたストーリー

この8つの視点から、捉えるための評価を学ぶことができます!

作業療法とは何か?を考えさせられた

業療法士なら読んでおきたい

おすすめの1冊です

ありこ
ありこ

その人らしさを引き出せるようになり

さらにアプローチの視野を広げたいです

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