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新人は最初に
どんな本を読んだらいいですか?

脳卒中理学療法の理論と技術!
と答えるくらいには、次の日から臨床が変わるおすすめの参考書です。
\ この記事を書いた人 /

ありこ
- 作業療法士
- 元:回復期病院 現:訪問看護
- Twitter @arichan3120
脳卒中理学療法の理論と技術
著者 | 原 寛美・吉尾 正春 |
出版社 | メジカルビュー社 |
定価 | 7,150円(税込)(本体6,500円+税) |
著者紹介
原 寛見 先生
- 医師
- 石和共立病院リハビリテーション科
- ニューロリハビリテーションセンター
吉尾 雅春 先生
- 千里リハビリテーション病院 副院長
- 理学療法士、医学博士、専門理学療法士、認定理学療法士
- 死体解剖資格認定
- 日本理学療法士協会日本神経理学療法学会代表運営幹事
様々なリハビリテーション参考書の執筆や、脳機能についてを中心に多くの勉強会をされています。
本の特徴

脳の構造と機能について
解剖・脳機能については大脳(大脳皮質、海馬、偏桃体、大脳基底核)、脳幹(間脳、中脳、橋、延髄)、小脳について詳しく掲載。血管と支配領域もビジュアル化されており、脳画像と脳卒中患者様の臨床症状の理解に直結します。
脳卒中急性期の内科・外科的治療
脳卒中の患者様がどんな治療を受けて、リハビリを受けられる状態になったかイメージできますか?この本では内科~外科的治療も学ぶことができ、患者様のより深い理解につながります。
評価~アプローチの流れがわかる
はじめて患者様を担当するとき、なにから学んだらいいか不安ですよね。今本には、必要な情報収集~評価~アプローチまで全て載っています。
評価では身体機能、高次脳機能、ADL、動作分析まで脳卒中に特化して学ぶことができます。
アプローチでは、急性期・回復期で分かれた内容がのっており、どんなリハビリを受けてこられたかイメージすることができます。
具体的に装具療法、CI療法、姿勢定位と空間認知の障害(Pushingに対するアプローチの考え方)、小脳疾患、嚥下障害などエビデンスに基づいた治療ヒントを写真付きで解説してあり、次の日から臨床で使える知識ばかりです。
レビュー

情報量にかなりのボリュームがある本です。知りたい情報は大方この本に載っているので、索引から引っ張って調べるようにしています。脳卒中のリハビリ辞典のような位置づけで使っています。回復期で働いていたころに重宝しました。
難しい単語が出てくることもあるので、時には自分で調べる必要がありました。
合わせて見てほしい
リハノメ では、吉尾正春先生の脳機能の講義をシリーズ化して配信しています。脳機能の勉強の導入として見たり、本と合わせて見たりすると知識がより深まります。

脳のシステム障害の理解とアプローチ
はおもしろくておすすめです
どんな人におすすめ?
- 急性期~回復期病院に勤めている人
- 脳の構造と機能について知りたい人
- 損傷部位と症状の関連性を知りたい人
- 急性期での治療・リハビリを知りたい人
- 評価~アプローチまで一通りの流れを学びたい人
学生~中堅まで、脳卒中患者を担当する機会がある人、全員手元に置いてほしい1冊です!
まとめ
脳卒中患者様を担当=脳へのアプローチ=脳を知る
これは必須だと思います。そんな知識が手に入る1冊です。

読んでいただき
ありがとうございました!
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